[ トップ履歴業績研究PJ講義予定連絡先 ]


udai2018

宇都宮大学 地域デザイン科学部 2018年度・夏期集中「行政法」(担当:吉良貴之)

 2018年8月8日~10日(水木金)1~10限の集中講義です。
 場所は陽東キャンパス11号館1階 AL1+2教室、1限は8時50分から。
 聴講等をご希望の方はあらかじめご連絡ください。

 ここは授業計画や連絡事項を書いたり、配布物を置くためのページです。
 授業の進展に応じて更新します(参考文献の紹介、課題の提示など)。

【授業の内容】

 本講義では、行政法領域の様々な分野(具体的には都市計画法、環境法、教育法、消費者法など)の身近な実例を出発点とし、行政活動の概要、行政法の一般原則などの総論的内容へと理解を深めることを目標とする。いわゆる「行政」が普段どのような活動を行っているのか、そこでどのような法的思考がなされているか、またそれに対する法的規律にどのようなものがあるのか、といったことを考える。

【授業の達成目標】

 行政法に関する正確な知識を身につけた上で、様々な分野(とりわけ身近な地域の都市計画や環境問題など)における具体的な事例を解決するための法的思考能力を身につけること。

【最終レポート課題と採点基準】

・課題: 授業全体の理解をふまえ、各自で行政法に関わるテーマを自由に選び、関連する法律や条例、裁判例、学説などを調べ、比較検討したうえでその是非などを論じよ。なお、入門的なものでかまわないので、行政法にかかわる教科書・概説書を1冊以上、読んだうえで書くこと。
・字数: 日本語3000字以上を目安とする。英語の場合はそれに相当する量(A4で3枚以上)。
・提出: ワードファイル(.docx)または PDF ファイルにて、メール添付で送付すること。
・〆切: 2018年8月20日(月)24時とする。

 評価基準は以下の通りとする。
  1. 達成目標に照らし、行政法の基本的な理解や思考能力が身についているかどうか。
  2. テーマ設定が十分に明確なものであるかどうか。
  3. 当該テーマを論じるうえで参照すべき法律や条例、裁判例、学説などが(自身の立場と異なるものも含め)押さえられているかどうか。
  4. それぞれの素材を比較検討したうえで、自身の主張が説得的に展開されているかどうか。


【内容】

【1日目】
 第01回 ガイダンス:行政法と憲法の比較
 第02回 行政法の構造
 第03回 行政法の各領域: 給付行政 (1) 一般原則
 第04回 行政法の各領域: 給付行政 (2) 社会保障
 第05回 行政法の各領域: 災害行政
【2日目】
 第06回 行政法の各領域: 警察行政、交通行政
 第07回 行政法の各領域: 開発行政 (1) 国土開発
 第08回 行政法の各領域: 開発行政 (2) 都市計画
 第09回 行政法の各領域: 開発行政 (3) 環境行政
 第10回 行政法の各領域: 教育行政
【3日目】
 第11回 行政法総論: 行政行為、行政裁量の概念
 第12回 行政法総論: 行政救済法 (1) 各種救済手続き
 第13回 行政法総論: 行政救済法 (2) 行政訴訟法総論
 第14回 行政法総論: 行政救済法 (3) 行政訴訟法各論
 第15回 まとめ: 地方自治と行政の役割


【成績評価】

・平常点(授業中に行う小レポート、ディスカッションへの参加):30%
・期末レポート:70%

【教科書】

・教科書は特に指定しない。毎回の配布・上映資料によって授業を進める。
・ただし、授業内容は以下の書に基本的に沿った内容とするので、意欲のある者は入手しておくことが望ましい。
  村上武則(監修)・横山信二(編)『新・応用行政法』(有信堂高文社、2017年):
  宇賀克也・交告尚史・山本隆司(編)『行政判例百選(Ⅰ・Ⅱ)』(有斐閣、2017年):
・一般的な六法(『ポケット六法』『デイリー六法』 など)も新しいものを持っておくこと。
・行政法は法改正が目まぐるしい分野なので、参考書も出版年月が新しいものを入手すること。
  # 新品でないといけないという意味ではなく、古書でもよい。
・ほか、参考文献を講義中に紹介する。

【参考文献】

・行政法のおおまかなイメージをつかむための入門書としては、以下のものなど。
 まったく初めての方は、200~300ページ程度の読みやすそうなものを一通りざっと読んでみることをお勧めします。
 多くの種類があるので、書店や図書館で実際に手に取って、読めそうだと思ったものを読んでください。

≪初級≫

 行政法ってそもそも何??という方に、こんなテーマがあります!という感じで、
  大橋洋一『社会とつながる行政法入門』(有斐閣、2017年):
 公共政策と行政法がどのように関わるのか、具体的なテーマごとに学べるものとして、
  深澤龍一郎ほか編『公共政策を学ぶための行政法入門』(法律文化社、2018年):

 教科書として一通りの内容がつかめるものに、以下など:
  藤田宙靖『行政法入門(第7版)』(有斐閣、2016年):
  野呂充ほか『行政法(有斐閣ストゥディア)』(有斐閣、2018年):
  石川敏行ほか『はじめての行政法(有斐閣アルマ・第4版)』(有斐閣、2018年):
  下山憲治ほか『行政法 NBS』(日本評論社、2017年):
  高橋滋 編『行政法 Visual Materials』(有斐閣、2014年):
  高橋信行『自治体職員のための ようこそ行政法』(第一法規、2017年):

・分野別:
 ① 地方自治
  板垣勝彦『自治体職員のための ようこそ地方自治法(改訂版)』(第一法規、2018年):
  板垣勝彦『「ごみ屋敷条例」に学ぶ 条例づくり教室』(ぎょうせい、2017年):
  松村享『基礎から学ぶ 入門 地方自治法』(ぎょうせい、2018年) :
 ② 環境法
  交告尚史ほか『環境法入門(有斐閣アルマ・第3版)』(有斐閣、2015年):
  北村喜宣『プレップ 環境法(第2版)』(弘文堂、2011年):
  畠山武道・大塚直・北村喜宣『環境法入門(日経文庫)』(日本経済新聞社、2000年):

≪中級≫

・行政法全体の基本的な知識を固めるにあたっては、以下の基本書を薦めます。
 専門用語が多くなったりしますが、公務員試験などで行政法を受験する者は押さえておく必要があります。

 1冊にまとまっているものとして、
  中原茂樹『基本行政法(第3版)』(日本評論社、2018年):
  宇賀克也『行政法(第2版)』(有斐閣、2018年):
  稲葉馨・人見剛・村上裕章・前田雅子『行政法 第3版 (LEGAL QUEST) 』(有斐閣、2015年):
  櫻井敬子・橋本博之『行政法(第5版)』(弘文堂、2016年):
  高橋滋『行政法』(弘文堂、2016年):
  芝池義一『行政法読本(第4版)』(有斐閣、2016年):

≪上級≫

 定評のある基本書として、以下のものなど。かなりの歯ごたえあり。
  大橋洋一『行政法(ⅠⅡ)』(有斐閣)
  宇賀克也『行政法概説(ⅠⅡⅢ)』(有斐閣)
  塩野宏『行政法(ⅠⅡⅢ)』(有斐閣) ※ 各冊ごとに新版あり。

【注意事項】

・法律や判例についての知識は前提とせず、初学者に配慮した講義とする。
 ただし、憲法・法学入門等の科目を履修した者は、授業内容をよく復習しておくことが望ましい。
・参考文献を講義中に適宜、指示するので、十分に予習・復習すること。
・時事問題を素材として多く取り上げるので、日頃からニュースなどによく目を通しておくこと。
・質問はできるだけ講義中に行ってほしいが、講義の前後や、メールでも受け付けるので遠慮しないように。
  → 教員連絡先


TOPに戻る

inserted by FC2 system